山吉建築では、長年にわたり在来工法という工法を大切にしてきました。在来工法には、昔からその土地その土地に受け継がれてきた様々な工法が含まれます。そういった工法を活かしつつ、長年培った経験をもとに、あらゆる工法に対応できます。
本当にいい家は、図面のままでは建ちません。長年、現場で経験を積んできた大工のカンが必要なのです。家を見、木を見て仕事をしてきた大工には、どこに力がかかるか、またどこから傷みが来やすいか、長年の経験から大よその見当がつくものです。それをもとに、図面にないことでも現場に応じて補強を加えたり、材料の使い方を考えたりと知恵をしぼります。
また、木は月日を重ねる間に乾燥と膨張を繰り返し、変形していきます。建てた後、木がどう変形していくか?木のクセや性質を見越した職人の技で、狂いもなく月日を重ねるごとに強くなっていく「木の家」が実現するのです。